1年を通して、スーパーに並んでいる「バナナ」
じつは、エネルギー補給も、カリウム補給も期待できる万能な果物なのです。
皮を剥くだけで食べられる・持ち運びにも手間が少ない、今回はそんなバナナの栄養素について解説していきます。

バナナの栄養素
バナナは、中くらいの大きさで、少し太めのものが大体100gとされています。
バナナ100gあたりのエネルギーは、93kcalと優秀なエネルギー源となります。
さらにカリウムも多く含まれており、「足がつる」といった症状を予防する可能性があります。
そのため、スポーツの競技前や競技中にエネルギー摂取と、カリウム摂取を兼ねて摂る選手もみられます。
また、バナナにはトリプトファンが含まれているのも特徴です。
トリプトファンは、精神を安定させるとされているセロトニンの材料にもなる栄養素です。
スポーツ選手だけでなく、より穏やかに過ごしたい方にはぜひ食べていただきたい果物です。

バナナの保存方法と食べごろ
バナナの保存方法
バナナは、スタンドなどに吊るして追熟させます。適温は13度とされており、温度が低いと痛んでしまいます。
熟したあとは、ビニール袋に1本ずつ入れ野菜室で保管することで、追熟を遅らせることができ、適温13度の時よりも、より長い期間バナナ保存することができます。
また、追熟後バナナの皮をむき、ラップをしたり保存袋に入れたりした後に冷凍庫で保存する方法もあります。
冷凍したバナナは、ヨーグルトと一緒に食べたり、スムージーにしてもいいですね。しかし解凍のしすぎはバナナが柔らかくなりすぎるため、注意が必要です。

食べごろサイン
表面にシュガースポットと呼ばれる、黒い点々の模様が出てきたら食べごろのサインです。
でんぷんが糖化し甘さが増しています。
また、さっぱりとした甘さがお好みの方は、黄色いところが多いうちに。
さらに甘さを求める方は、シュガースポットが多く出てきた時に。
お好みのタイミングまで追熟させてみましょう。

まとめ
いかがでしたか?
スポーツ選手が、空いてる時間にバナナを食べているのは、エネルギー補給とカリウム補給を兼ねているんですね。
優秀なエネルギー源になるため、スポーツ選手だけでなく、朝食の1品やおやつに迷った時は、ぜひ選んでみてください。
参考文献
・https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=17198
:文部科学省 食品成分データベース
・https://www.nichireifoods.co.jp/media/8560/
:ニチレイ 【野菜ソムリエのワザ】バナナが10日以上もつ保存テクニック
・からだにおいしいフルーツの便利帳:高橋書店
・もっとからだにおいしい野菜の便利帳:高橋書店
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